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You-Gee's COLUMN

UGS代表
Studio Uオーナー
ダンスインストラクター/MCとして活動中のYou-Geeのブログです。
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この世界の独特な価値観
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    先日、高校生に講座をした内容とも被りますが、昨日のストリート入門クラス終わりで受講者の主婦の方から質問もあって少しお話しさせてもらった事です。

    ストリートダンスの価値観はとても特殊でその道に生きてきた人でないと分からないような複雑なものであり、それもまた個人の価値観によって大きく変化するものだ。という事。

    これをこのブログで全て説明する事は不可能なのですが、私個人の見解を講義だったりレッスンだったりで少しでもみなさんに伝えて行こうと思っています。

    まずダンスには様々な種類がある事。
    名前(ジャンル)や成り立ちが異なるダンスである以上、異なるダンスである事。
    そしてそれらを安易に織り交ぜてしまう事は文化的に時にミスマッチとなってしまう事。

    ただし、しっかりと理解をした人がはみ出さない範囲での文化の進化を求め新たな挑戦はするべきだと思います。

    ここかなり難しいですよね。笑

    例えば歌舞伎を見ていて、華やかだからと突然おへそを出したブラダンサーの舞が入ってきたら感情移入しずらい…

    しかし、歌舞伎の更なる挑戦としてロックンローンミュージックを用いて歌舞伎をするロック歌舞伎というアプローチがあったりします。

    この違いはその文化を理解しているのか否かだと思います。

    創作料理もただめちゃくちゃではなく、各国の料理の基礎を理解した人がそれぞれの良さを上手く組み合わせて新たな味の挑戦をしているはずです。

    ゆえに「自由だ!」と言われるストリートダンスだからこそ「それが何か!?」を理解した上での変化や進化をしていかないとそれは単なる「何物でもないダンス」になってしまいます。

    創作ダンスというカテゴリーもありますのでそれでも良いと言う方もいると思います。
    しかし、本質を追求している人たちにはそれがとても不思議に見える時があります、それはその手のダンスをよく「ヒップホップです」と断言している方がいるからです。

    ヒップホップという文化で育った人間からすると「え?」と思ってしまうんですよね。

    「どこにもヒップホップ的要素が入っていない…」と苦笑。



    創作ダンス、またはフリースタイルなどの表現を持って自分たちをレペゼンしている方なら特に気にならないのですが、(この場合のフリースタイルは自由に踊る事ではなく、スタイルに縛られないフリーなカテゴリーという意味です)

    ヒップホップやジャズというスタイルをレペゼンしていながら、そこにヒップホップやジャズの要素が織り込まれていなかったり、単に出来る技や派手な事を色々と詰め込んだ作品なども違和感を感じます。

    「ここはサビで盛り上がるからブレイクの大技を入れても良いですか?」と学生から質問された事があります。

    正直答えに困りました。

    もし、そのサビがオールドスクールヒップホップなブレイクビーツを主としたサビ、またはそれを彷彿とさせるサンプリングネタがブレイクダンサーの好みな音源ならギリギリセーフ!

    って感じですが、派手な感じのサビなので…という理由でその大技をしたがるのは「私はこんなに凄い事出来る!」とのアピールをしたに過ぎず、曲や踊りの流れのマッチングからして「ん?」と違和感を感じてしまう可能性があると思います。

    と綴りながらブレイクの技ではなく、単にさらっとアクロバティックな動きを取り入れるならマッチングは成功かな?とも思います。

    ね!難しいですよね? 笑

    自分たちで曲を選び、振り付けをしたりしている子達にはとても難しい課題なのが選曲も振り付けといった作業だと思います。

    もちろんダンスは自由に楽しくやってもらいたいのですが、もしそれが

    追求したいもの

    他人に見せるもの

    有識者に評価されるもの

    だとしたら少しでも理解を深めてから披露した方がよいかと思います。

    単純にナイキのジャケットに三本ラインのアディダスジャージのパンツにリーボックのスニーカーを履いてても気にならない人もいますし、それでは外に出れない人もいます。

    それは個人の価値観なので自由なのですが、ストリートダンスは短いながらもある一定の歴史とその中で発生した価値観が存在します。

    それは書籍化されている訳でもなく、正解などなく、そうでないといけない決まりでもないです。

    でも、それでも、それまでストリートダンサーが「かっこいい!」と取り込んで来た様々な価値観の集合体が今のダンススタイル(踊り以外の事も含め)なのです。

    そしてさらに付け加えるならそれはメディアや音楽業界のそれとも少し異なります。

    アイドルも踊りますが、それとストリートダンスシーンでの価値観にはかなりの開きがあります。

    影響力はものすごいので一般的にはこれがダンスなんでしょ?

    となりそうですが、我々のようにストリートの住人としては異なる点が明確に理解出来ています。

    ストリートダンスの楽しみ方は実はこの理解困難な文化のイケてるラインの見極めと実践なのではないでしょうか?


    私はスタジオを通してみんなでこの文化を追求しながら楽しんで行きたいと思っています。

    明日、ストリートダンスを創り、今なお世界の頂点に君臨するヒップホップダンス界のスーパースターが我がStudio U(愛知県半田市)にやってきます。



    LINK WS

    私もまだまだ知らない事が沢山なので学ばせて頂きます。

    まだ参加枠に余裕がありますので興味がある方は是非お問い合わせ下さい。


    | ダンス | 12:51 | comments(0) | - | - | - |